麻生専門学校グループ

学生が運営する「子ども食堂」に卒業生からの支援

2018.06.02

「麻生塾 子ども食堂」をご存知ですか?

 

カレーライスを食べる子どもたち

「子ども食堂」とは、食事の提供や学習支援を通して子どもたちの居場所づくりや世代間交流を目的とした民間活動で、2012年ごろから各地で拡がってきています。

豊かな日本でありながら、親が仕事で帰宅が遅くなり、インスタント食品やコンビニ弁当などで夕食を済ます子どもたちの“孤食”の実態を授業やニュースで知った麻生医療福祉専門学校の学生(当時の3年生)たちが「ひとりでも多くの子どもたちに家庭的な食事をお腹一杯たべてもらいたい」と始めた活動が「麻生塾 子ども食堂」で、昨年度は5回開催し、のべ180名の子どもと保護者にご来場いただきました。

地元メディアでも紹介された取り組みで、麻生塾福岡キャンパス近隣の皆さまには浸透してきており、毎回楽しみにしていただいているお子様も多いのですが… 学生の取り組みであるため年度ごとに運営メンバーが入れ替わることが今後の課題でもあります。
今回の報告は年度が変わり、プロジェクトの1期生である3年生が卒業し、先輩のサポートをしていた当時の2年生が新3年生としてリーダーとなりチーム「すみーる」を結成し、本年度第1回の「麻生塾 子ども食堂」を実行するまでの過程をお伝えしていきます。

 

 

麻生医療福祉専門学校の学生たちが自主的に運営

 

 麻生塾子ども食堂とは
 
 麻生医療福祉専門学校の社会福祉科は3年間かけて高齢者福祉/児童福祉/障害福祉を学び、社会福祉士や医療ソーシャルワーカーなどを目指します。
 
この社会福祉科の3年生有志15名が中心となり、授業課題ではなく自主的な課外活動として「麻生塾 子ども食堂」を運営しています。
 
毎週しっかり定例ミーティングを行い、民間のボランティア団体からアドバイスを聞き入れ、地元のフードバンク団体から食材の提供を受け、衛生面や食品アレルギー対策などひとつひとつの問題を解決しながらここまで体制を整えてきました。
近隣のお子様を数時間とは言え学校に招いてお預かりするのですから問題が起きてはいけません。
5月には新メンバーで本番同様の予行演習を行い、学校の教職員を子どもたちに見立てて、食事作りから提供、そして片づけまでを入念にシュミレーションしました。
 
学生たちは大きく3つの班「食事の準備」「学習支援」「受付」に分かれ、各持ち場で与えられた役割を努めながら、専攻の実践的学習だけではなくチームワークや責任感を学びます。

本年度第1回目の6月2日の「麻生塾 子ども食堂」には44名の子どもと5名の保護者の方がご来場くださいました。
準備をしっかりとしてきた甲斐があって、アンケートにもたくさんのうれしいお言葉をいただき、無事成功させることができました。

この日は土曜日でしたので、午前中から学習支援をし、昼食に学生手作りのカレーライスを振る舞い、食後はレクレーションと、運営する学生たちにとっては長い一日となりました。

子どもたちが帰った後も、片付けをして解散するのではなく遅い時間まで反省会を行い、終わった達成感よりも次の「麻生塾 子ども食堂」の改善に気持ちが向かっていました。
 
 
 

 

50食分のカレーライスを早朝から仕込み

 

カレーライスができるまで

社会福祉科は保育士も目指せる学科のため、子どもの世話や学習支援はある意味“本業”の勉強ですが、「麻生塾 子ども食堂」を運営するための“料理”に関しては毎回苦労が絶えません。
老人食・小児食の実習授業はあっても、50人分の食事を一度に用意することは専門外なのです。

衛生面のことも考慮し、プロの方にサポートいただいてはおりますが、学生たちだけでこれほどの量の食事を準備することは大変な作業です。
この日も「食事の準備」班は朝8時台から学校の調理実習室でカレー作りを始めていました。

カレー鍋3つ分(ひとつは食品アレルギー対策用)と炊飯器4機、楽しみにしてくれている子どもたちの笑顔をイメージしながら黙々と調理が続きます。

毎回好評で参加する子どもの人数も増えてきた「麻生塾 子ども食堂」、食事の準備を今後も自分たちだけで行うのか、どこか外部のみなさんに協力をお願いするのかも課題のひとつです。

 

 
 
 

卒業生が働く企業さまから「じゃがいも」の支援

 

じゃがいもをいただきました

このような活動の中で、うれしい支援もありました。

「麻生塾 子ども食堂」は学校法人麻生塾の運営ではなく、学生たちの自主活動であるため、資金面に大きな課題があります。

学生たちは昨年12月の麻生祭(学園祭)でうどんを販売した利益をベースに、食材をフードバンク団体から無償で調達したりなど、最低限の資金で食事の提供を続けています。

そんな学生たちの活動が徐々に認知され、今回は同じ福岡キャンパスの麻生情報ビジネス専門学校 福岡校の卒業生の会社から野菜の支援がありました。

農業事業を含む多方面で事業を展開されているモロフジホールディングス株式会社さまから収穫した野菜の中で店頭に並べる事のできない傷物商品・規格外サイズのじゃがいも30個の提供です。
傷物商品と言っても、ほんの少し皮がめくれたようなものばかりで、味や衛生面にはなんの問題もありません。

モロフジホールディングス株式会社さまは昨年度、既製品のレジ袋のデザインを麻生塾の学生に依頼してくださり、学生デザインの商品が実際にネットショップで販売されるという産学連携を行った地元企業。そのネットショップのWEBデザインを監修する麻生塾の卒業生が自ら会社に相談し、今回の支援を計画してくれました。


このように、食材提供などなにかご支援が可能な個人様・法人様がいらっしゃれば、ぜひ学生たちのサポートをしていただきたいと思います。

本年度、食事提供を含む活動は、8月7日(火)8月24日(金)10月27日(土)12月(日程未定)、2月14日(木)3月3日(日)に予定されています。

連絡先:「すみーる」aso.kodomoshokudo@gmail.com

 

麻生塾は、彼らの活動をしっかり見守っていきたいと考えます。
 

 

 
地のものファーム
https://jinomono.net/jinomono_logo
産学連携で生まれたレジ袋
http://moro-ichikara.com/イチカラ_logo
モロフジホールディングス株式会社
http://morofuji-h.co.jp/モロフジ_logo

 

麻生医療福祉専門学校
http://www.asojuku.ac.jp/amfc/