麻生専門学校グループ

ASOが取り組む
地方創生・社会貢献

拡大する「Design your future」

学校法人麻生塾では「仕事を通じて社会に貢献する」という建学の精神のもと、職業理解を深めるイベントの開催や高等学校での職業講話など、若年層の職業観の醸成や地方創生に取り組んでおり、未来ある若者の夢実現に向け、様々な教育の機会を提供しています。

オフィシャルスクール
パートナー活動

SDGs未来都市に選定されている北九州市の更なる発展を目指し、3年ぶりに開催。
TGC初となる“オフィシャルスクールパートナー”としてASOがコラボレーション

東京ガールズコレクション(以下、TGC)は「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに開催されている史上最大級のファッションフェスタです。2015年には、TGCのプラットフォームを活用し、地域の魅力や産業を全国へ向けて発信するだけでなく、“東京の最先端”を体験・経験できる機会を提供する「TGC地方創生プロジェクト」を発足しました。
「TGC KITAKYUSHU 2022 by TOKYO GIRLS COLLECTION」も、SDGs未来都市に選定されている北九州市の更なる発展を目指して開催されたもので、ASOはイベントに“オフィシャルスクールパートナー”として参画し、様々な活動を行いました。

今しかできない“貴重な体験”や
“挑戦する機会”を創出したい

学校法人麻生塾 キャリア支援部部長
久米田 周作 氏

日本最大級のイベントにスタッフとして参加するという
他ではできない体験が気づきを生み出す

ガールズカルチャーを世界に発信するTGCが地域活性化に取り組むと伺い、オフィシャルスクールパートナーとして協力できることに大きな魅力を感じましたし、それ以上に教育を提供する学校法人として未来を担う高校生や学生に学びの場を提供できるのではないかと期待しました。通常の授業やアルバイトとは違い、誰もが知っているイベントにスタッフとして関わることで、さまざまな気づきが与えられるはずですから。学校創業時に無償で教育を提供していたという麻生塾の原点に立ち返れば、在校生だけではなく地域の高校生にも広く機会を設けることは私たちの使命でもあります。

社会貢献という視点から
働くことの喜びや楽しみを感じてもらう

建学の精神である「仕事を通じて社会に貢献する」という意味合いから、2022年に火災に見舞われた旦過市場の復興に協力するため募金活動にも取り組みました。そうした活動は単なる学びの機会に留まらせず、社会に対する興味にもつながっていくのではないかと思っています。またボランティアとはいえ実際のスタッフとして参加するわけですから、ご来場いただいた方から見れば高校生や学生であってもイベントの運営スタッフのひとり。働くことの厳しさを知ると同時に、喜びや楽しみを感じてもらいたいという狙いもありました。今後も社会で活躍できる若い力の育成に、積極的に取り組んでいきたいと思います。

スクールパートナーとして
ワクワクやドキドキを提供

株式会社 W TOKYO 地方創生管掌役員
辻本 優一 氏

イベント当日だけではなく研修会や報告会で
成長を実感するという地域創生のあり方

TGCは日本のガールズカルチャーを発信することを目的に、ファッションショーを中心としたエンターテインメントイベントとして2005年に始まりました。現在ではたくさんの方にご来場いただく日本のトップイベントとなり、さまざまな企業にもサポートいただいています。日本各地でこのTGCのプラットフォームを活用し、地域を活性化していくというのが私たちのひとつのミッション。それは地域課題と若者の接点づくりであったり、啓蒙活動であったりするわけですが、そのひとつとして人材育成の観点から地元の学生にボランティアスタッフとして協力いただいてきました。そういう形で学生との接点はあったものの、今回、初のオフィシャルスクールパートナーとしてASO様に協力いただき、イベント当日に参加するだけではなく、事前の研修会や振り返りの報告会を行うことで学びを実りあるものにする。それは私たちが目指す地域創生のひとつの形かもしれません。

TGCという非日常での体験を学びに
皆さんの将来に生かしてもらいたい

ボランティアとして参加いただいたASOの学生の皆さんや高校生の皆さん、またティーンモデルとしてランウェイに立った皆さんの協力もあって、イベントは非常にスムーズに進行でき大成功に終わりました。ありがとうございます。イベントに対する皆さんからの気づきも聞かせていただくことができたので、次回以降の参考にしていきたいと思います。学生のうちからTGCというイベントに参加するというのは非日常の体験ですから、ここで得た経験や学びを将来に生かしてもらえると私たちも嬉しく感じます。これからもASOの皆さんと一緒に、若者にワクワクやドキドキを与えられるような取り組みを考えていきたいと思います。

新たな気づきを創出する
ボランティア

麻生塾の呼びかけで、地域の高校生・専門学校生200名が参加

約30の高校から170名の高校生と麻生専門学校グループの在校生30名を合わせた総勢200名の学生がステージの成功をサポートしました。お客様の誘導や対応、託児所やパウダールーム、フォトスポットの運営などで大活躍。「仕事を通じて社会に貢献する」という麻生塾の建学の精神のもと、ボランティア活動を通じて様々な仕事や働くことへの興味・関心を育む機会をつくりました。

  • 心構えを学ぶ事前オリエンテーション

    実際に成長できるかどうかは、学生個人の意欲、心構え次第。単なるボランティア経験で終わらせるのではなく、“今後の自己の成長に繋げる”指導をASOの教員が実施しました。「自ら積極的かつ主体的に行動して、学び、成長する」という意識を持つためのオリエンテーションを行いました。

  • 実際のスタッフとしてイベントに参加

    それぞれが事前オリエンテーションで自ら設定した「ボランティア活動の目的」を持って当日に臨みました。「お客様への挨拶や礼儀」「他の学生との協働」などを、ボランティア活動を通じて養うことができました。

  • 学びや気づきを振り返る報告会

    北九州市や福岡県に対して今回の取り組みの報告会を実施し、参加者の学びや気づきを共有。ボランティア活動の中で実施した旦過市場復興支援募金活動報告セレモニーも開催しました。報告会には高等学校の先生にもご参加いただきました。

日本を代表するイベントで体験できる仕事やコミュニケーションは、学生にとって忘れられない思い出であると同時に、学びや気づきを深く印象付けるチャンスです。それを多くの学生に提供できたことは、ASOにとっても大きな意味を持っています。これからも学校法人麻生塾だからこそできる、自治体や企業とコラボした学びの機会の創出に取り組んでいきます。

学びや気づきがあるからこそ
ASOのボランティア活動

学校法人麻生塾 ボランティア推進委員長
三並 恒功 氏

参加することに意義があるのではなく
教育の場として活用することが重要

一般的なボランティア活動は参加することに意義があると言われていますが、私たちが考えるボランティア活動はひとつの学びです。ASOが関わる以上、それは教育ですから。TGCという有名イベントであればボランティアで参加したとしても、基本は関わりたいというミーハーな気持ちが先行してしまいます。そこでしっかりと事前のオリエンテーションを行いボランティアとしての心構えを身につけ、目的意識を持って参加する。さらに振り返りの報告会で仲間たちに学びや気づきを共有することで、また新たな気づきを得ていく。そこまでして初めて、ASOが取り組むべきボランティア活動になると思っています。

人生を豊かにしていく
気づく力を養うきっかけになった

普段から学生に話していることではありますが、人生において気づく力を養うことが重要です。例えばお客様が困っている、スタッフが忙しそうにしている。それに気づいて行動することができれば「ありがとう」という言葉をかけてもらえますし、必要とされる人間になれるはずです。人に求められること、そして感謝の言葉をいただくことは人生を豊かにします。人生には自己満足が欠かせません。自己満足を得るためには、人を満足させることが大切です。一人でも多くの人を満足させることができれば、それだけ多くの自己満足が得られ、結果多くの幸せを得られます。だからこそ、今回のテーマに“気づき”を選びました。活動には高校生にも参加いただきましたが、進路選びという人生の岐路において、自分がどんな大人になりたいか、そのためにどんな仕事に就くべきか、どんな勉強をすれば良いか、気づき紐解く契機になればと考えました。この活動は直接的に関係しないのかもしれませんが、気づく力を身につけるきっかけにはなったのではないでしょうか。

パウダールームスタッフ

麻生美容専門学校 福岡校
在校生

残念な気持ちから始まっても
感謝の言葉で「やって良かった」

本当は麻生ステージのヘアメイクを希望していたのですが、パウダールームのスタッフとして来場した方たちのメイクを担当しました。正直残念な気持ちもあったのですが、たくさんの方に利用いただき、感謝の言葉をいただく中で「やって良かった」と感じるようになりました。小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代に施術することができ、中にはあまりメイクをしたことがないという方もいて、とても喜んでいただけたことが嬉しかったです。また先輩方や先生の技術を目の当たりにして、自分はまだまだ学べるんだと実感することができました。

フォトスポットスタッフ

福岡県内高等学校
高校生

相手を考えて笑顔で行動することを
学生生活に生かしたい

接客業に就くことが将来の夢なので、様々なお客様と触れあえるチャンスだと思いボランティアスタッフに応募しました。当日はフォトスポットの担当として呼び込みなどを行ったのですが、QRコードを読み込んでいただいたらプレゼントをお渡しするということでお客様が殺到してしまったんです。質問にもうまく答えることができず悔しい思いもしましたが、事前に仕事内容をしっかり把握したり、説明する言葉を想定しておくなど、準備の大切さがわかりました。今回学ばせていただいた相手を考えて行動すること、笑顔で対応することを今後の学生生活に生かしていきたいと思います。

場内スタッフ

福岡県内高等学校
高校生

特別な体験で学んだことが
将来の夢につながる

友達に誘われて参加した初めてのボランティア活動。場内スタッフとしてチケットのもぎりなどを担当しました。最初は接客ならできるだろうと簡単に思っていたのですが、始まってみると緊張して思ったように話せませんでした。時間が経つにつれて慣れてきたものの、お客様とコミュニケーションをとる時の礼儀や作法には課題を感じました。将来は接客業の仕事をしたいと思っているので、このイベントで学んだことを忘れずに頑張りたいです。TGCなんて自分には関係ないと思っていたのですが、こうした特別な体験ができて本当に嬉しかったです。

高校教諭

自由ケ丘高等学校
進路部長
小林 誠二 先生

ボランティアは自己満足でも
人を満足させることにつながる

生徒たちはほかにも多くのボランティア活動に参加していますが、この取り組みでは非常に大きな学びがあったのではないかと思います。生徒たち自身がうまくいかないという壁にぶつかり、どうしたら改善できるかを自ら考えていくという成長を目の当たりにすることができました。また報告会で出た「自己満足が人生でも大切なこと」という言葉に感銘を受けましたが、自己満足を得るためには人を満足させなければならないと聞きハッとしました。今回のイベントではまさに生徒たちがそういう経験をできたのではないかと感じていますし、同じような機会があれば積極的に参加したいと思います。

TGC 北九州 2022
Teenモデルオーディション
powered by 麻生専門学校グループ

憧れの夢の舞台
「TGC 北九州 2022」のランウェイを歩く

応募条件は九州各県(沖縄県含む)、中国・四国各県の中高生!性別、身長、国籍不問!誰もが憧れる大舞台に立つチャンスとしてモデルオーディションを実施。1次審査は約1200人が応募。2次審査には30人が進み、一般の人も投票に参加できる公開オーディション形式で審査が行われました。最終的に選抜された8人がモデルとして本番に臨み、当日のヘアメイクは麻生美容専門学校 福岡校の学生が担当しました。

©TGC KITAKYUSHU 2022

ティーンモデル

栗栖 あに華さん

夢に一歩近づけたステージ
機会をつくってくれた皆さんに感謝

モデルになるのが夢で、地元のショーに出たり、スクールに通ったりしていましたが、本格的なファッションショーに出るのは初めての体験でした。TGCのステージは夢だったのでとても緊張していたのですが、ヘアメイクの学生さんたちや周りのモデルさんたちが優しく話しかけてくれたので、緊張がほぐれて楽しくウォーキングできました。本当に一瞬の出来事のように感じましたが夢に一歩近づけたので、これまで以上にモデルになるために頑張ろうと思えました。TGC北九州のステージに立つという機会をつくっていただいた皆さん、そしてヘアメイクしていただいた学生の皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

ティーンモデル

岡田 万季さん

あらためて自分の夢に向き合えた
次はプロのモデルとしてステージに

もともと見に行こうと思っていたTGC北九州にモデルとして出られるかもしれないと聞き、いてもたってもいられずにオーディションに参加しました。小学校からの夢がモデルだったので、合否に関係なく何かしら得るものがあるだろうと迷いなく応募したことを覚えています。プロの舞台に立つのは初めてで、長年の夢が叶った瞬間。とても楽しい時間だったのですが、地に足がついていないような感覚でした。これまで周りの友達にも自分の夢を隠してきましたが、あらためて自分の夢に向き合えた気がします。ヘアメイクをしてくださった麻生美容の学生の皆さんの夢にかける思いも感じることができ、本当に良い経験になりました。次はプロのモデルとしてTGCのステージに立ちたいです。

麻生ステージヘアメイクスタッフ

麻生美容専門学校 福岡校
在校生

感動よりも反省が多い本番
準備や練習の大切さを実感した

もともとヘアメイクに興味があって美容師を目指していたので、ステージのメイクを担当できたのは本当に貴重な体験になりました。実際に自分がメイクしたモデルさんやティーンモデルの方がランウェイを歩いているのを見て感動もしたのですが、それ以上にもっとこうしておけば良かったという反省のほうが大きかったです。本番までに練習を重ねてきたつもりですが、準備の大切さを改めて実感する機会になりました。今回、ボランティアスタッフとしてTGC北九州という夢の舞台のメイクに携わりましたが、麻生美容に入学していなければ絶対にできない体験。本当に皆さんには感謝しています。

メッセージ

ボランティアを通じた
新たな人間教育への挑戦

高校生や専門学校の学生がまだ見ぬ経験、あるいは将来のビジョンを考える機会を創出していくというのは、人材育成を行うASOのミッションです。一方、私たちもこのような取り組みを通じて、若者の成長する姿を間近に見ることができました。少なからず関わった人たちの笑顔のきっかけになったのではないかと考えています。今回の取り組みをひとつの契機とし、麻生専門学校グループの学生に限らず多くの若者たちの夢を応援し、社会に貢献し、地域を創生していくことをあらためてお約束します。TGC北九州のオフィシャルスクールパートナーとしての様々な活動は、ボランティアを通じた新たな人間教育への挑戦でもありました。私たちASOはこれからも教育を通じた社会貢献に取り組んでいきます。