凛としたスーツ姿の先輩たちが、少し緊張しながらも、自信に満ちた表情でマイクに向かう──。
先日、麻生医療福祉&保育専門学校で「病院実習報告会」が開催されました。
会場は、医療の現場でリアルな経験を積んできた先輩たちの熱意と、その言葉に真剣に耳を傾ける後輩たちの期待感に満ちています。
この報告会では、診療情報管理士科の3年生と診療情報管理士専攻科の学生が、病院実習で得た学びや発見を共有してくれました。
■ データを武器に医療を動かす!「診療情報管理士」ってどんな仕事?
「診療情報管理士」と聞いても、ピンとこないかもしれませんね。
簡単に言うと、病院が持つ膨大な医療情報を適切に管理・活用し、未来の医療や病院経営をデザインする「医療情報のプロフェッショナル」です。
医師や看護師など、最前線で活躍するスタッフと連携し、彼らが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、データを武器にチーム医療を支える。
まさに、病院の頭脳であり、司令塔のような存在です。
今回の報告会では、先輩たちが実習で体験した、刺激的な仕事の一部が紹介されました。
・まるで医療ドラマの世界!チーム医療の最前線へ
医師や看護師が参加するカンファレンス(病院としての方針を決める会議)に同席。専門家たちが意見を交わす真剣な議論を間近で体感し、チームの一員としての役割を学びました。
・探偵のように情報を読み解く!カルテデータの分析
患者さんのカルテから病名や治療内容を読み解き、世界共通のルールに基づいてコード化(データに変換)する作業を実践。この地道な作業が、新しい治療法の開発や研究につながっていきます。
・数億円規模!病院の"頭脳"に潜入
普段は決して見ることのできない、巨大な病院サーバー室を見学。無数の情報が行き交う「病院の心臓部」を目の当たりにし、情報管理の重要性を肌で感じました。
・医師の右腕に!ドクターを支える仕事も体験
医師の診断書作成などをサポートする「医師事務作業補助者」の業務も経験。多忙な医師を支えることで、医療現場全体の流れを深く理解することができました。
病院によって実習内容は様々。先輩たちのイキイキとした発表から、医療現場のリアルな姿と、この仕事の面白さが伝わってきました。
■ 「悔しかった…」その経験こそ、成長の証。
報告会では、成功体験だけでなく、うまくいかなかったことや反省点も正直に語られました。
「飛び交う専門用語が理解できず、自分の勉強不足を痛感しました…」
「もっと積極的に質問すれば、より多くのことを吸収できたはず…」
こうした先輩たちの正直な言葉は、これから実習に臨む後輩たちの心に深く響いたようです。このリアルな学びと振り返りこそが、プロへと成長するための何より大切なステップ。先輩からの貴重なバトンを受け取った1・2年生は、未来の自分を思い描き、決意を新たにしていました。
■ 麻生で、医療の未来を創る人になる!
麻生医療福祉&保育専門学校の「AI&診療情報管理士科」では、1年次から毎年、合計7週間もの病院実習を実施します。
早期から現場を経験することで、教科書だけでは学べない実践力が身につくだけでなく、「将来どんな場所で活躍したいか」をじっくり考えることができます。
AI技術の学習や、「診療情報管理士」と「医療情報技師」のW取得サポートも充実。これからの医療に不可欠なDX(※)を推進できる、市場価値の高い人材を育成します。
あなたも、データとAIの力で「病院を支えるプロ」を目指しませんか?
※DX(デジタルトランスフォーメーション)…デジタル技術で、社会や生活をより良く変革すること。
本校の個性豊かな学科について、もっと知りたい方はこちら!
▼ 学科紹介ページ
https://asojuku.ac.jp/amfc/clinic/
学校の雰囲気を直接体感しませんか?オープンキャンパスへのお申し込みはこちらから!
▼ オープンキャンパス参加申込サイト
https://entry-amfc.asojuku.ac.jp/event/#oc