クリエイティブデザイン学科 ビジュアルデザイン専攻の在校生が、福岡県立田川高等学校のパンフレットと田川地区4校(福岡県立田川科学技術高等学校・福岡県立田川高等学校・福岡県立東鷹高等学校・福岡県立西田川高等学校)合同のリーフレットを作成しました。
先日、田川高校の校長先生にお越しいただき、完成のご報告と制作チームの紹介をさせていただきました。
先生から「今までのパンフレットの中で一番見やすいパンフレット」「学校の特徴をしっかり汲み取ってパンフレットに反映されている」など、うれしいお言葉の数々を頂いた学生たちは満ち足りた笑顔をのぞかせていました。
この制作を通して学生は、パンフレットを受け取る中学生やその保護者様の立場に立った視点を持つこと、さらに各高校へのヒアリングで聞いた想いはもちろん、想いの裏側や奥底まで考え、理解し適切に表現することができるまでの成長を見せました。
制作のきっかけは、福岡県立田川高等学校の校長先生。
『これまでとは違う、高校生に年齢の近い専門学校生からみた魅力創出』という視点を持って、ディレクションをしてほしい依頼がありました。
まずはディレクター1名、編集1名、デザイナー2名からなる制作チームを作り、チームで「現在の中学生に共感性が高いニュアンス」を模索し、ビジュアルデザインの方向性を話し合いました。
また、キーカラーとして使ったオレンジは、田川高校の学校カラー。オレンジ色を活かした清潔感のあるデザインと写真補正などを施しています。
内容のほとんどは前年踏襲でしたが、2025年4月に入学される方に向けての修正依頼や学校だからこその文字修正がありました。
学校だからこそ…とは?例えば「学生」と「生徒」。一般的には区別なく使用している言葉ですが、高校内では呼称を統一しているなど、実際に体験したからこそ得られる、将来に役立つ知識も身につきました。
また、学校という性質上、掲載可能な内容や使用できる写真に制限があった中で、利用できる範囲で誌面を盛り上げるという視点でデザインが作られています。
チームで制作するという、社会に出てから仕事をするような枠組みで実際に使って頂くものを制作する経験が学生時代にできることはとても貴重な経験です。
さらに、納品後すぐに増刷が必要になるほど、ご活用いただき、学生たちの自信につながりました。