ITが日本で広く使われるようになって25年以上経ちますが、今、本当の意味でITやデジタルが求められ、活用される時代に来ていると感じています。今後、多くの企業にとって事業を継続・拡大できるかどうかは、IT化やデジタル化を実行できるかにかかっているといっても過言ではないでしょう。
また、あらゆる人の生活に関係し、社会が直面するさまざまな課題を解決するカギとなり、多くの人を幸せにすることができるのがITです。それ故に、IT業界は社会を大きく変える可能性に満ち溢れていると思っています。
世界を変革する可能性がある、刺激的なIT業界では、激しい変化の中でスピード感やユーザーのニーズへの対応力が求められます。また、グローバルのジャイアント企業とも競合しなくてならない厳しい面もあります。
これからIT業界を目指す方には、グローバルも見据えた広い視野をもちつつ、ITの力で社会をよりよくする、という高い志を持って働いていただきたいと思っています。

たくさんのITサービスに囲まれ、ITを使わない職業がそれほど多くない現代社会において、ITスキルを身につけることは、いろんな分野や業種で活躍できるチャンスが広がることにつながるはず。
ただし、技術革新のスピードが速く、新しい技術やサービスが毎日誕生するこの業界で活躍し続けるためには、日々の勉強が欠かせません。新しいことや知らないことに対して、興味をもって主体的に学び続けていくチャレンジ精神がとても大切です。また、新しい技術の習得を効率的に進めるために、基礎知識と応用力のバランスも重要です。
まずは自分の好きな分野について、新しいトピックや今から挑戦できそうなことについて、調べてみることから始めてみましょう。

近年の便利な暮らしや身近な課題を解決するために、必要なソリューションを自らの手で作り出すことが出来ることは、ITエンジニアの魅力の一つ。また、自分が何か作りたいと思った時に、場所を選ばずパソコン一つあればどこからでも関わることができるところは大きな強みとなるはずです。
しかし、進歩が速いIT業界では、常に知識をアップデートしていく必要があります。しかも分野の幅が広いので、漠然と勉強しようと思っても何から手を付けたら良いのかわからない、情報の波に飲まれてしまう、ということも。
まずは、自分を楽にするためのアイディアや楽しんで取り組むことが出来る分野を見つけ、徐々に学習の幅を広げていくと、出来ることが増えていくはずです。