3年制
文部科学大臣認定職業実践専門課程
モノづくりの未来を担う開発設計技術者を育成する
自動車の開発・設計について専門的に学べる学科です。設計~制作までの流れを体験しながら1台の車両を作ることで、モノづくり大国日本の技術力を支えるエンジニアを育成します。実践的なカリキュラムを通じて、マニュアルにないことを自らの意思でやりぬく力を身につけ、社会で求められる人間力を高めます。
ASOは全国的にも数少ない自動車の設計・開発を学べる教育機関です。時代に合わせた座学とそれに紐付いた車両製作実習を行いながら、将来の自動車業界を背負っていくエンジニアを目指します。
自動車の設計・開発など現在のモノづくりには欠かせないツールである『CATIA』。ASOでは一人一台の利用が可能です。
※CATIA…トヨタ自動車(株)や本田技研工業(株)、Boeing社といった自動車・航空機メーカーなどで使われている3D設計ソフト
学生フォーミュラマシンの車両製作を行い実践力をアップ。座学で得た知識とCATIAスキルを活かし、マシンを設計・製作します。この取り組みから車両の仕組みや「走る・曲がる・止まる」理論を学びます。
本校で学べる
自動車が完成するまでの全行程
企画立案Planning
設計Design
製作Manufacture
走行テストTest
トヨタ自動車㈱、ダイハツ工業㈱、南条装備工業㈱、㈱トヨタプロダクトエンジニアリングといった名だたる製造メーカーで、全学生がインターンシップを経験します。“日本のモノづくりの原点”である製造現場の最先端で、ものづくりの基礎から最新の業界動向や新技術など、自動車開発エンジニアの第一歩を体感します。机上やパソコンではわからない専門的な知識を吸収できます。
フォーミュラーカーをつくる実践的な授業で
「ものづくり」の開発プロセスを体感していく
世界の自動車メーカーで多く使われているハイエンド3DCADシステムを駆使して、フォーミュラカーを製作。
全日本学生フォーミュラ大会へ出場する車両の設計に携わります。
乗り心地を左右するサスペンションシステムを学ぶ
サスペンションは車の操作性や安定性、乗り心地を左右する重要なパーツです。タイヤの向きや位置からアライメント(トーやキャンバーなど)が変化することによって操縦安定性が変わる理論を学びます。
車両のフレーム構造や性能の基本を身につける
非常に高い安全性が必要なフォーミュラカー製作において、高い安全性能と軽量化の両立を図るフレーム設計を行います。フレームの基本構造を学ぶとともに、CAEの分析・解析技術も習得します。
全日本学生フォーミュラ大会で日本自動車工業会会長賞を授与されました。静的審査(設計など3項目)と動的審査(20km耐久走行試験など5項目)の8項目すべての審査を完遂し、書類提出遅延などのペナルティがなかったチームに授与される賞です。
設計者になるための必要な力を身につけ、
現場で活躍するための基礎を養います!
自動車を構成する全ての部品には、設計者の考え抜いた想いが込められています。現場で活躍できる設計者となるために、3年間の学習の集大成として学生フォーミュラマシンの開発に取り組みます。その中で、「自分で考え行動する力」「CATIAスキル」「チームワーク」を身につけます。
CATIAでモデルを作る方法を学ぶ
CATIA操作・基本であるモデル作成・効率良くモデルを作る方法について学びます。
習得する技術■モデリング力 ■空間把握力
強度解析の考え方について学ぶ
想定する使用条件で壊れない設計になっているのか確認する方法について学びます。
習得する技術■CAE解析力 ■材料学力の知識
図面の作成方法について学ぶ
生産工場などの後工程に設計意図を伝えるためには図面が必要です。ポイントを抑えた図面の作成方法について学びます。
習得する技術■図面作成力 ■モノの加工知識 ■図面読解力
3次元空間を頭でイメージする力が求められる空間認識問題や図面読解、モデル作成の正確さやスピードが求められる資格です。最高峰の一級は全国平均合格率20%前後の難関資格となります。
※一級、準一級、二級
機械設計技術者の技術力を公に認定する資格になります。試験は機械設計に関する幅広い分野(4大力学や機械製図、制御工学など)から出題されるため、難易度も高く、全国平均合格率は30%台となっています。
フォークリフト運転技能講習国/CATIA認定技術者/シーケンス制御作業国
自動車工学・機械設計科
坂口 利文先生