専門学校 麻生看護大学校

看護科

<3年課程 男女60名>

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学びの特色

1飯塚病院を軸に地域医療を学ぶ
本校では、すべての学生が隣接する飯塚病院で臨地実習を行うことができます。地域医療支援病院として先進的な設備環境を持つ医療現場で、経験豊富な指導者のもと、患者様の「暮らし」を意識した診療補助や看護実践を行うことで、質の高い学びと豊かな経験を積み、実践力を身につけていきます。
実習中の指導はもちろん、実習が終わるごとに教員、臨地実習指導者と学生の三者間で実習内容の振り返りや次回に向けての課題を話し合い、看護専門職者として多様な場所で活躍するために必要な知識や技術の研鑽につなげていきます。
2チーム医療に必要な「協働力」を育成
近年、地域医療の重要性が高まっていることから、本校は多職種連携教育(IPE)を導入し、チーム医療に欠かせない「協働力」の育成にも力を入れています。本校の医療福祉系グループ校である「麻生医療福祉&保育専門学校 福岡校」、「専門学校麻生リハビリテーション大学校」と連携し、医療・介護・福祉それぞれの専門職への理解を深め、互いの知識や技術を共有してケアの質を高める学びを実施しています。患者様が地域で継続して生活していくことを多角的に支える支援の在り方や技術、看護の多様性についても深く学ぶ機会は、医療現場で活躍する上で欠かせない様々な能力やスキル、経験値の高まりにつながります。
3生涯学習者として志高く自律した「看護師」を目指す
本校は看護職に必要な知識や技術を学ぶだけでなく、生涯学習者として「なりたい看護師」に対するキャリアデザインの実現力の育成にも注力しています。看護に関する3年間の学びや、さまざまな人との関わりを通して、思いやりや感謝の心を育んでいきます。また、志高く学ぶ姿勢や学習方法を養う機会も豊富に設けています。生涯の「礎」となる充実した時間や育成環境は、「看護のプロ」として様々な場所で活躍できる実行力も強化していきます。
学年担任を中心とした全教員 生活から学習まで、看護専門職者となる為のきめ細やかな指導とサポートを行います。 学習担当教員 本校独自の教育プログラムに基づき、学ぶ姿勢を身につけ、「自律した学習者への成長」をサポートします。学年担任と学習担当教員がお互いに学生の情報を共有
4多職種連携教育(IPE)の導入

時代の変化に伴い、「病院医療」から「地域医療」の重要性が高まる中、“協働力”育成に力を入れるASOでは医療福祉系3校で連携し、IPE=医療・介護・福祉の専門職が連携し、ケアの質を高めるために互いの専門領域への理解を深める学びを実施しています。グループ校を持つASOだから実現した、一歩先を行く人材育成教育です。

カリキュラム

基礎分野 看護師として必要な一般教養を身につけ、看護の対象となる人間理解を深める
科学的思考の基盤 論理的思考/学ぶこと・教えること/情報科学Ⅰ・Ⅱ
人間と生活・社会の理解 異文化の理解と交流/English for Nursing/看護倫理/GCBⅠ(社会人基礎力)/GCBⅡ(キャリアデザイン)/地域と文化/人間関係論/社会と生活/人間のこころ/健康とレクリエーション
専門基礎分野 看護を展開、実践していくために必要な人体の仕組みや疾病理解、社会保障制度などについて学ぶ
人体の構造と機能 人体の構造と機能総論/人体の構造と機能Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
疾病の成り立ちと回復の促進 病態と治療Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ/病理学/微生物と感染症/臨床薬理学/臨床検査/生体の化学と栄養
健康支援と社会保障制度 公衆衛生と保健統計/暮らしの中の保健活動/暮らしを支える法律/看護と法/暮らしの中の社会福祉/暮らしを支えるチーム
専門分野 看護学の基盤となる総論学習や学内演習を中心に看護の技について学ぶ。さらに看護の対象となる人の成長・発達に応じてその人が必要としている看護を判断し、実践していくための方法を学ぶ
基礎看護学

看護学概論/看護理論入門/看護の展開/基礎看護技術総論/日常生活援助技術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/フィジカルイグザミネーション/診療の補助技術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/看護研究の基礎

臨地実習:看護の対象を知る実習/看護を知る実習

地域・在宅看護論

地域・在宅看護の基盤/地域・在宅看護論概論/地域・在宅看護論援助論/地域・在宅看護技術/地域・在宅看護の統合

臨地実習:ヘルスプロモーション実習/地域・在宅看護論実習

成人看護学

成人看護学概論/成人看護学援助論Ⅰ・Ⅱ/成人看護技術

臨地実習:成人看護学実習

臨地実習:成人・老年看護学実習Ⅰ・Ⅱ

老年看護学

老年看護学概論/老年看護学援助論/老年看護技術

臨地実習:老年看護学実習

臨地実習:成人・老年看護学実習Ⅰ・Ⅱ

小児看護学

小児看護学概論/小児看護学援助論/小児看護技術

臨地実習:小児看護学実習

母性看護学

母性看護学概論/母性看護学援助論/母性看護技術

臨地実習:母性看護学実習

精神看護学

精神看護学概論/精神看護学援助論/精神看護技術

臨地実習:精神看護学実習

看護の統合と実践

災害看護/医療安全/看護管理・国際看護/臨床判断と看護ケア

臨地実習:看護の統合と実践実習

領域横断科目 臨床判断の基礎/専門職連携/家族看護論/薬物療法と看護/健康支援の看護/周術期の看護/エンドオブライフケア

1年次時間割例

スケジュール例
  • ※実際のスケジュールと異なる場合がございます。
  • ※社会情勢によりオンライン授業にて、実施する場合があります。

講義

多彩な授業の中で知識と技術、
社会人・医療人としての人間力を養う

看護の勉強は人の心と体を知ることから始まり、医学的知識、看護専門知識の習得へと進みます。本校では講義だけでなくアクティブ・ラーニングなどの多彩な授業方法で、知識はもちろんコミュニケーション能力や接遇など、社会人・医療人としての人間力を養っています。3年間を通じて習熟度別のグループ指導、個人指導を行っており、その結果、全国屈指の高い合格実績を誇っています。

飯塚病院との連携

隣接する飯塚病院の医師や看護師による講義では、日々変化する医療現場の「今」を知り、現場で求められる知識・技術を学ぶことができます。

校内実習

教わり、学び、さらに習う
様々なケースに即した看護技術を習得

現場で患者様の心にまで配慮ができるような看護師になるには、まず、看護に必要な基本技術を確実に習得しなければなりません。あらゆる看護場面に備えた校内の実習室で基礎看護技術の習得をしていきます。また、iPadを活用して撮影した実技の振り返りを行います。教員やグループメンバーによる他者評価を受け止めることで、新たな自分に気づくことが、看護実践能力の向上に繋がっていきます。

臨地実習

学んだことを隣接する病院で実践
総合力が試される大切な瞬間

臨地実習は主に隣接する飯塚病院で行います。
全国屈指の総合病院で、学校と病院(実習施設)が一体となった高度医療の実践能力を養う教育展開が可能です。

学校と隣接する飯塚病院との連携

実習指導者と教員によるダブル指導

一般的に臨地実習の教育は、実習先の実習指導者に委ねられています。本校では病院が学校に隣接する強みを活かし、教員も日々実習先に赴きます。現場を熟知した実習指導者と看護教育の専門家である教員によるダブル指導という充実した実習環境です。

実習指導者学習会の実施

実習指導者向けの学習会を定期的に開催。看護師国家試験の出題傾向の分析を行い、実習指導者へフィードバックすることで、実習の場が国家試験対策の場にもなるような指導方法を共に確立しています。病院と学校が連携をとり実習を行っている本校ならではの強みです。

合格実績

毎年高い合格率を誇り、全国屈指の実績を残しています。
昨年度は、全員受験で全員合格を達成。

2020年合格率 全国平均 89.2% 100% (64名/64名 ※留学帰国者含む)

合格実績

就職実績

飯塚病院はもちろん、熊本大学病院や
国立国際医療研究センター病院など、学生の希望や
特性に合った就職を実現しています。

就職実績

教員紹介

教員は全員が、『看護師として』臨床経験を有するプロ。
きめ細やかな指導と学校全体の連携で、看護師を目指す学生全員の夢をサポートしています。

松藤 沙弥香
松藤 沙弥香先生
学習担当教員
母性看護学
「学生全員のサポートを全教員で」と心がけ、1年次からの成績などを分析して個々に合わせたフォローを行っています。学生全員が夢を叶えられるよう、全教員が一丸となって国家試験に向けた学習を支えるために最大限のサポートを尽くしたいと考えています。
小金丸 翔子
小金丸 翔子先生
小児看護学
教員全員で連携を取り、授業や学習のサポートを行うことはもちろんですが、学生間で、学年を超えての「教え合い、学び合い」を取り入れており、確かな知識として学びを深めています。また、1年次から計画的に国家試験合格に向けて対策を行っています。ぜひ、一緒に看護を学びましょう。
松ノ木 幸恵
松ノ木 幸恵先生
成人看護学
学生一人ひとりが安心して伸び伸びと発信・行動できるよう、学びの環境づくりを考えています。“看護を学びたい”と思う気持ちをサポートしながら教員が丁寧に関わります。今の努力は自分だけのものではなく、社会貢献に繋がるという喜びを実感してみませんか。
角 美緒
角 美緒先生
地域・在宅看護論
ほとんどの実習を隣接する飯塚病院で行うため、充実した教育環境が整っています。さらに教員と実習指導者が連携して指導にあたることにより、実践力の高い技術や知識などの習得に繋がります。実習では、他職種とも連携を取りながら患者様と関わるのでチーム医療の一員である自覚も芽生えます。