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麻生専門学校独自の取り組み「フレックスクラス」のご紹介

お知らせ

「専門学校に進学したいけれど、毎日決められた時間に登校できるか不安…」
「大人数の授業や新しい環境になじめるか心配…」

進路を考える中で、そんな悩みや不安を抱えている高校生や保護者の方も少なくありません。
学生が多様化する今、麻生専門学校グループでは、学生一人ひとりの状況やペースに合わせた柔軟な学びの場として「フレックスクラス」を開設しています。

今回は、自分らしいペースで無理なく学び続ける「フレックスクラス」の特長やサポート体制について、フレックスクラスを担当している教員から詳しくご紹介します!

 

【フレックスクラスとは】

多様化する学生へのサポートクラスです。対人トラブルなどが原因で通常のクラス生活に馴染めなくなったり、体調面・発達特性による生きづらさを感じている学生に対し、一時的に学びの環境を変更して無理のないペースで登校習慣や学習を維持・回復するための場所です。

フレックスクラスでは、学生一人ひとりの状況や体調、課題に合わせてフレキシブルに対応しています。 月〜金曜日の「フルタイム登校」 で基礎からしっかり生活リズムを取り戻す学生もいれば、「指定の曜日・時間帯」、「複数人でのグループワークなど苦手な特定の授業コマのみ」、「体調不良時や不定期の避難場所」として活用する学生もいます。

 フレックスクラス

 

Q1. フレックスクラスができた経緯について教えてください。 


フレックスクラスは、2022年に設立され、今年で5年目を迎えています。コロナ禍を背景とした生活環境の変化や多様なアイデンティティ、起立性調節障害や発達特性(ASD/ADHD等)といった身体的・精神的な課題から、「通常の集団クラスになじめない」「登校したい気持ちはあるけれど教室に入れない」学生が増加してきました。

そんな中で、学力不振だけではなく、精神面や人間関係で悩み、休学・退学の危機に瀕してしまう学生に対し、一時的に学びの環境を変更し、安心して自分らしくいられる“リカバリ期間(居場所)”を提供することを目的に設立されました。

現在までの4年間では135名の学生が利用しました。担任一人の負担を軽減しつつ、組織全体で学生の学びや卒業・就職・教室復帰を支えるセーフティネットの役割を果たしています。

 

Q2. フレックスクラスでは、どのようなサポートがありますか。

  以下のようなサポートで、フレックスクラスに通う学生のうち約8割が進級・教室復帰・卒業をいたしました。

  • 学習支援・補講:基本的には本学科の授業をオンラインで繋ぎ、フレックスクラスで授業を受講しています。本学科の時間割に準じた学習管理や個別補講、検定対策の自習サポートを行い、学びを止めない環境を提供しています。

  • 個別面談・生活指導: 毎コマの進捗確認やこまめな声かけ、挨拶・生活習慣の基本指導を行い、登校リズムの定着を目指します。
     
  • メンタルケア・相談:スクールカウンセラーと連携したカウンセリング相談や、担任・保護者との密な情報共有・面談を行っています。保護者の方からは、「学校にいけないよりも自分のペースで学べる方がいいので、フレックスクラスがあってよかったです」という声をいただく機会もあります。

 

Q3. 担当教員が「フレックスクラスに通う学生と接するうえで心掛けていること」はありますか。

現在通っている学生は、「デジタルネイティブ世代」と呼ばれており、SNS内と現実社会でのアイデンティティがくっきり分かれているので、対面でのコミュニケーションが苦手な学生が多く、オンラインコミュニケーションが盛んになった世代だと感じています。

そのような学生と接するうえで心掛けていることは、まずは「自己開示」です。教員側からオープンに接し、学生が安心して本音を話せる雰囲気を作ります。 

次に「共感」です。中には自分自身でも何故登校できないか分からず、葛藤している学生もいます。彼らが抱える不安や不登校の背景にしっかりと寄り添うことを大切にしています。

そして、 「否定せず肯定する(受け入れる)」ことも心掛けています。どんなに小さな一歩でも肯定し、「ここに来ても大丈夫」という安心感を与えます。もちろんダメなことはダメと言いますが、最初から否定せずに傾聴した上でアドバイスをするようにしています。そして、学生には検定合格や課題完成など「スモールステップの成功体験」を重ねさせ、自己肯定感を高めることを意識しています。

また、教室復帰を目指しているので、「休憩時間だけ友達を招いてみる」「担任と連携して復帰しやすい環境(座席や友人関係など)を整える」といった仕掛けづくりをし、安心感を持たせながらスローペースでサポートしています。

 

Q4. フレックスクラスとして今後めざしていることはありますか。

【フレックスクラスの進化と新たな挑戦】

  • 休学中の学生へのアプローチ・復学支援:休学に至っている学生に対して早期から関わりを持ち、復学や再スタートへの道筋をつくります。

  •   キャリアデザイン科への転科・再入学など柔軟な道の提示:「キャリアデザイン科」は、本校に2025年度に新設された学科で、午後から始まる授業や隔日でオンライン授業を受けることができる学科です。学生個々の特性やライフスタイルに合わせて、無理のない形で卒業や就職まで導ける選択肢を広げていきます。

  • 「安心できる居場所」から「社会へ羽ばたく一歩」へ:単なる逃避場所にとどまらず、自己肯定感を取り戻し、自分らしい形で社会に出ていける力を育む場として、さらに進化させていきたいと思っています。

 

【最後に】 高校教員の方へ一言お願いします。

高校時代に不登校を経験されたり、集団生活に生きづらさを感じていた生徒さんが、専門学校に進学することに対して『本当にやっていけるだろうか』と心配されている先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。麻生では、ひとりひとりの学生を全力でサポートします。フレックスクラスは、無理に周囲に合わせる場所ではなく、『自分のペースで安心して学べるもう一つの教室』です。ここで少しずつ生活リズムを整え、フレックスクラスの教員や担任の先生、クラスメイトと信頼関係を築くことで、自信を取り戻し、無事に卒業していく学生たちがたくさんいます。

高校の先生方が大切に育ててこられた生徒さんを、私たちは進学後も温かく受け止め、卒業・就職まで伴走する体制を整えています。どうぞ安心して麻生に送り出していただければ幸いです。

 

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